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自費診療は副院長が対応いたします。
(入れ歯を除く)
副院長は毎月第2・第4月曜日に診療しています。
咬合再構成治療
咬合再構成とは、お口のトラブルが起きにくく歯が長持ちしやすい状態を目指して、歯の位置や咬み合わせを改善することです。その方法は、被せ物や矯正、インプラントなど幅広い分野から、患者さまに必要なものを組み合わせてオーダーメイドでご提案します。
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。
・長く歯科に通っているのに良くならない
・以前から咬み合わせが悪く顎関節に違和感または痛みがある
・歯をどんどんと失い続けている
・被せ物が外れたり割れたりすることが、よくある
・原因の分からない痛みがある
その方のライフステージによって望ましい方法は異なりますので、ご年齢や生活環境を考慮した2~3案の中からご本人と話し合って決定します。
なお、治療計画をご提案するには、目指すゴールを設定することが不可欠です。そのため、落ち着いた診療環境で患者さまとじっくりコミュニケーションを取り、「どうなりたいか」の認識を共有します。そして、そのゴールを実現する咬み合わせ位置を、ミクロン単位で設定します。
建築に例えてお話しすると、お分かりいただけるのではないでしょうか。①お客さまはどのような建物にしたいか(主訴)、②それにどうお応えするか(診断)、③その建物は何階建てか(治療のゴールを設定)、④工期と順序を検討(治療計画)、⑤どうやって建てるか(技術)という項目を一つひとつ検討することが、ゴール到達には欠かせません。
患者さまの願いをかなえるため、持てる限りの力でサポートいたします。
歯周病治療
歯周病が進行してしまった患者さまも、歯を残すことをあきらめずにご相談ください。当院は歯周組織の再生療法を行い、歯の温存にこだわります。再生療法には、お薬を使うエムドゲイン法など様々な方法があり、新しい技術を取り入れることを怠りません。
再生治療とは、歯周病によってダメージを受けた歯茎や顎の骨に働きかけ、組織の再生を促す治療です。お薬を塗布する方法のほか、人工の骨材などを足して骨を造成することもあります。
当院では治療に際し、視野を肉眼の20倍に拡大して見ることができる、マイクロスコープという顕微鏡を使用します。マイクロスコープがあれば、精密でより丁寧な治療が可能です。当院の歯科医師は、歯周病に関する知識とマイクロスコープを使いこなす技術を磨いてきました。
歯がグラグラになり一般的には抜歯を検討していただく状態の患者さまでも、再生療法を行えば抜かずに残せる可能性があります。重度の歯周病でお悩みの患者さまには、多くのメリットがある治療方法だと考えています。
入れ歯
当院では、ノンクラスプデンチャーと金属床義歯、これら二つを組み合わせたメタルプレート付きノンクラスプデンチャーの3タイプを中心に、入れ歯をご提案しています。噛む機能を取り戻すことはもちろん、お口元の美しさや食べる楽しみもあきらめる必要はありません。
ノンクラスプデンチャーとは、金具がない部分入れ歯のことです。歯茎になじむピンク色をしており、入れ歯を付けていると気付かれにくいという特徴があります。一方、金属床義歯は土台が丈夫な金属でできているため、薄くすることが可能です。保険診療の入れ歯の、3分の1の厚さしかありません。熱を伝えやすく、食べ物や飲み物の温度を感じられることも魅力です。
そして、メタルプレート付きノンクラスプデンチャーは、ノンクラスプデンチャーに金属の土台を足した構造になっています。自然な見た目と機能性の両方に優れ、歯茎や粘膜に吸い付くようにフィットするため落ちにくいという利点があります。支えにする歯を揺らさないので、大切な残存歯に負担をかけにくい点もメリットです。
末永く、噛む楽しみを味わってください。
むし歯治療
マイクロスコープやMTAセメントを使った治療が、当院の特徴です。マイクロスコープによる20倍拡大視野なら、歯の根の中や天然歯と詰め物・被せ物との境目などを詳しく確認することが可能です。これにより、削りすぎや取り残しを防ぐことができ、歯のひび割れも見逃しません。
進行したむし歯でも、当院では可能な限り神経を残す治療を行っています。それに役立つのが、カルシウム系の成分で作られたMTAセメントという歯科材料です。MTAセメントには神経を保護する作用があり、神経を温存できる可能性を高めることができます。
神経の温存は、歯の寿命を延ばし、変色がない自然な美しさを保つことにつながります。そのため当院では、患者さまの歯をお守りするため、できるだけ神経を残す治療にこだわっています。治療の際は、写真をお見せしながら神経を抜いた場合と抜かなかった場合の違いをご紹介するなど、分かりやすさに努めてご説明します。
神経や歯を抜きたくない方は、ぜひ当院にご相談ください。
矯正歯科(インビザライン)
インビザラインとは、アメリカ生まれでマウスピースを使った矯正治療です。現在の歯並びをスキャンしてデータを送ると、望ましい形を設計して返送されます。データは立体的な画像として患者さまにもお見せしますから、治療後の姿を思い描いていただけるかと思います。
そして、治療計画に同意していただけましたら、現状の歯並びに近いものから目指す形状のものまで、一連のマウスピースを作製します。
インビザラインの何よりのメリットは、他人に気付かれにくく矯正治療ができることです。マウスピースは透明であり、装着していることが目立ちません。型取りは、1回スキャンするだけです。取り外して洗浄や歯磨きができますから、衛生的です。また、治療後の予想図や費用を知った上で治療を決断できるのも、インビザラインの魅力として挙げられます。
ただし、インビザラインは1日に20時間以上装着する必要があります。お口の状態によっては適応できないケースもありますので、ご理解の上、ご相談ください。
歯科口腔外科
抜歯に加え、腫瘍の治療や検体を採取した検査を行うことができます。ほとんどの場合、大学病院へご紹介することなく、当院で検査から治療まで完結可能です。がんの場合はご紹介となるものの、当院で診断が済んでいるためスムーズに連携できます。
当院では、和歌山県立医科大学附属病院を始め、日本赤十字社和歌山医療センターや近隣の内科診療所とも医科歯科連携を取れる体制を構築しています。和歌山県立医科大学附属病院へのご紹介でしたら、早ければその日のうちに受診することも可能です。
また、外科的な処置のほか、リスクを抑えて歯科治療ができるよう全身的な管理も行います。具体的には、患者さまが服用なさっているお薬について調べ、歯科治療への影響を考慮する取り組みをしています。
当院で歯科口腔外科の診療を担当するのは、非常勤で日本口腔外科学会認定の口腔外科専門医(和田健)です。木曜日の9:00~12:00に集中的に診療しておりますので、ご希望の方はこの時間帯にご予約をお願いします。
インプラント
当院では患者さまのご希望を尊重し、お口の状態やライフステージを考慮した上で、インプラントをご提案します。インプラントありきでまだ残せる歯を抜くようにおすすめしたり、ほかの選択肢を排除したりすることはありません。
インプラント治療は、ご自分の歯によく似た噛み心地と自然なお口元が取り戻せる、優れた治療方法です。当院には歯科用CTがあり、検査から治療計画作成、手術、メンテナンスまで一貫して対応できます。治療計画やお見積りは事前にお見せし、納得していただいてから治療に着手します。診療環境の衛生管理も怠りません。
ただし、インプラントを良い状態で使い続けていただくためには、定期的なメンテナンスが重要です。そうした点も含め、治療の選択肢の一つとしてインプラントをご検討ください。インプラントを含め、どう治療してどういう状態を目指すのが患者さまにとって望ましいのかを、一緒に考えてまいります。